2010年5月29日土曜日

実践編1「レビューを書く」ー課題発表/校正@KAVC会議室2


先週のサントリーミュージアム[天保山]での展覧会鑑賞を経て、一週間後。受講者の皆さんによる展覧会のレビューの発表を行いました。一人づつ順番に文章を読み上げた後、岡山さんによる校正が行われました。

個人の想いが反映されつつも、第三者に届けるため、客観的かつ伝わる文章にするべく、岡山さんによる鋭い指摘が続きました。また、媒体に掲載するにあたって、かぎかっこの表記の統一(イベント名は『』、作品名、コメントは「」)や展覧会名表記の統一など、表記の約束事についても学びました。受講者は校正された文章を更にブラッシュアップさせ、次回講座に望みます。

2010年5月22日土曜日

実践編1「レビューを書く」ー取材@サントリーミュージアム[天保山]


実践編1では、サントリーミュージアム[天保山]で開催中の展覧会「レゾナンス 共鳴 人と響き合うアート」を題材とした展覧会レビューに挑戦します。
※掲載写真はサントリーミュージアム[天保山]の許可を得て撮影しています。

まず、ギャラリー入口のレクチャールームにて「展覧会見どころトーク」に参加。

各自で展覧会を鑑賞した後、16:00から「学芸員とアーティストによるギャラリートーク」に参加しました。今回は学芸員大島賛都さんと出品作家の金氏徹平さんのトークです。金氏さんは講座実践編2で取り上げる展覧会の出品作家でもあります。

参加者が鑑賞している作品は、ジャネット・カーディフの《40声のモテット》です。学芸員の大島さんの丁寧な解説により作品に関する知識がより深まりました。

各作家ごとに作品解説を聞きながら展示室を巡りました。写真の作品はヴォルフガング・ライプの《ミルクストーン》です。

金氏さんによる作品解説です。アーティストがどのようなことに着目して作品を制作しているのか?参加者も興味津々でさまざまな質問が飛び交いました。

ギャラリーツアー終了後、受講者から大島さんに展覧会や作品に関する取材を行う時間を頂きました。

レビューを書くにあたり、受講者からは積極的な質問が投げかけられました。展覧会の企画主旨や、作品を選んだ意図など、担当学芸員からだからこそ伺うことの出来る貴重なお話をお聞きしました。これから2回の講座を通して、レビューを作成します。レビューの内容は6月中旬にHP上にアップしますので、どうぞお楽しみに!

2010年5月15日土曜日

プロローグ「アートライターのお仕事」

KAVCの新企画としてスタートした「アートライター講座」。
本講座は、アートについてより知識を深めたい、また、観ることから一歩進んで書く技術を学びたい...など、さまざま立場からアートを学びたいという方々を対象として、「観る」、「書く」ことを通して「伝える」力を高めることを目指します。

講師には関西をベースに活躍する岡山拓さんをお迎えし、これから全8回の講座を重ねていきます。第一回目はプロローグとして「アートライターのお仕事」についてご紹介して頂きました。

アートライターとはどのような仕事か?岡山さんが執筆してきた雑誌を例に上げて、文章の質の違いをご紹介。岡山さんの熱意あるトークが繰り広げられました。

たくさんの参加者の皆様より活発な質問が飛び交いました。
例えば、プレスリリースに掲載する文章のコツ/原稿料は誰が決めるのか?/WEBサイトの可能性etc...
これから受講者の皆さんには展覧会のレビューとプレビュー(紹介文)に挑戦していただきます。次回は実践編1。サントリーミュージアムの展覧会「レゾナンス」展を取材します。